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四月文楽〜国立文楽劇場開場25周年記念

 投稿者:まゆ  投稿日:2009年 6月29日(月)13時22分43秒
  昼夜ともなぜか、補助席も出る満員御礼。今まで楽日だからってこんなことはなかった。25周年だからってこともなかろうし。そろそろ上方でもブレイクの予感?

今回はオープン時と同じ演目だとか。式三番叟が入るから前回開場20周年記念での千本通しとちょっと違う構成で、11時開演、昼夜の間が30分しかなくて21時20分終了予定と長丁場。気合を入れて1日篭る。
まずは『壽式三番叟』で舞台をお清め。そういえば今年、能、歌舞伎、文楽と立て続けに観ているなぁ。
綱大夫さん休演につき、千歳の呂勢大夫さんが翁。いつもは切場語りの人が担当の翁、と固定観念のせいか、年齢ってだけじゃなく、品格だか神格だかわからんけどちょと何か足りない気もする。人形は三番叟が玉女さんと勘十郎さんで糸のリズムに乗ってよゆーの楽しさ。休憩するくだりもいつもとちょと違うパターンだったように思う。アドリブか?


さて千本桜。
堀川御所は英大夫さんと清介さん。ここ数年の英大夫さんはどっかイマイチの印象だったのだけど、今回はかなりよかったように思う。川越太郎の気丈な中に親の愛が見え隠れ。
伏見稲荷は前に観た時とちょと道具が違うような。今回は歌舞伎のと同じだからすっかり忘れてたけど、前って鳥居の額から狐が出てきてなかったっけ?

渡海屋・大物浦、チラシでは「奥」となっていたけど、この公演から満を持して咲大夫さんが切場語りに昇格。前から重要なところを語ってはおられたけど、そう思って聴くからか重厚さが増し気合が入っているように聴こえる。床本で字を追うだけで涙が出てくるええ場面。安徳帝の言葉に万感の思いが。文雀さんの典待局はいわずものがな、玉女さんの知盛も迫力あってよかったかも。前は師匠と前後に分けて遣ってはったんだよねぇ。しみじみ。

すし屋はとにかく蓑助さんのお里がめちゃ可愛くて可愛くて、枕を徐々に近づけていくわかりやすい可愛さもあれば、全身?からにおう恥じらいとかね。

狐のケレンにはいろいろパターンがあって、その時によって出すもんが違うみたい。
前回と同じのもあれば違うものもあり。前回の文吾さん上を下への大活躍よりはおとなしめだったように思うが(仕掛けが観たくて四の切だけ幕観に行ったもんなぁ)、それでも人形の早替わりに人形遣いの早替わり、あっちからこっちから、最後の宙乗りまで存分に楽しめた。勘十郎さんお疲れ様っ。
しかし、小鼓の出演奏にあんな仕掛けがあったとわ〜。

第1部
『寿式三番叟』
通し狂言『義経千本桜』
初段〜堀川御所の段、二段目〜伏見稲荷の段、渡海屋・大物浦の段

第2部
三段目〜椎の木の段、小金吾討死の段、すしやの段
四段目〜道行初音旅、河連法眼館の段
 

第17回 歌舞伎鑑賞教室 at 京都南座

 投稿者:まゆ  投稿日:2009年 6月29日(月)13時17分33秒
  あいにくの雨で出足が鈍ったのか、開場10分ほど前着でも1階に座れた。
今年は幕が開くと、「石切梶原」のセット。九雀さんが手水鉢を斬る場面を再現して始まった。
幕についての説明あれこれと、おなじみのセリショー(勝手に命名)、南座解説、『京鹿子娘道成寺』のあらすじ説明。あらすじは口頭でしゃべるだけなので、そろそろなんか趣向をやってほしいところ。

そしておまちかね『京鹿子娘道成寺』。
人数と時間の都合により?所化ではなく狂言の衣装を着た強力2人の聞いたかで幕開き。段幕が引き上げられ後ろから現れたのは、白拍子花子。ううう、せっかく花道下手側に座れたのに、板付きとわ!間近で美しい姿を拝見できず、残念。
最初、白拍子の舞ではややぎこちなさがあったものの、娘になってからはブレることもなく美しく。
特に「恋の手習」は表情豊かな演技的舞踊なので、ストーリーがよくわかった。
あの、手を叩くところ。
例えば藤十郎丈はうれしそうにパチパチパチッとやる。それを美吉屋さんの表情と動きを見ていると、格子の向こうに愛しい人の姿が見えて思わず呼び止めようとする女の姿がみえる。『高津の富』の「まっちゃん、ちょっと」なのだ。
するとそのあとの一連の動きもストーリーがよくわかる。
もひとつ今回発見したのは、鞨鼓や鈴太鼓に美吉屋さんの紋が入っている。てことは小道具は演者の特注てことなのね。鑑賞教室のためだけに新調されたのね〜。後使うことあるのかしらとイランお世話。手拭も撒くとは思わなんだ。

おしむらくは、演者も後見さんも慣れていないからか、引き抜きがややもたつくこと。そろそろってなるとちょと段取に追われて踊りが疎かに。
とはいえ、大歌舞伎では決して観ることのできない美吉屋さんの道成寺。2000円で一等席以上にお得な会だったのだ。
 

「赤い城 黒い砂」 at 日生劇場

 投稿者:まゆ  投稿日:2009年 6月29日(月)13時15分6秒
  先行して南座でやっていたのに何故、日生劇場か?
南座の時はお茶会とかぶっていて行けなかったからだ。だからってワザワザ東京まで?日帰り不可能な歌舞伎座公演のついで、寄席もあまり行きたい番組がなかったし。
てなことで、再び日生劇場。
観れないなら観れないでかまわんかったのだけど、あらすじ読んでたらおもしろそうだったので、欲望がむくむくっと。

いやいや、ラブリンが今までのイメージがぶっ飛ぶほどのイメチェンというかビックリな役柄で、もーうワイルド&セクスィー。歌舞伎の舞台では聞くことのない科白のオンパレード、恥ずかしいほど修辞の嵐。とはいえ古典的な言葉で綴られているから、キザっちぃ科白も違和感はなく。
この上はもっと色気が出ればなぁ。「ワイルド&セクスィー」と云ってはいるものの、ややセクスィーさに欠ける。ラブシーンがうそ臭く感じる。まあ、ウソやねんけど。地下牢で獅童さんと戯れてる方がよっぽどドキッとしたわ。やっぱこの人ホモ受け、、、いやいや。

戦場のシーンはじめ立ち回りが盛りだくさんで、楽しかった。ただ、人によって持ってる刀が違って、兵士役や黒木メイサとかは諸刃のソードで刀さばきも西洋風。何故かラブリンだけ見るからに日本刀で、立ち回りもそんなん。獅童さんは中間というか、西洋風のようなチャンバラのような。でもスピードあって技巧も凝らしてあっておもしろかった。
武器商人の存在が複雑かつ、よりおもしろくなるような味付けでよかった。
演出は去年「かもめ」で演出していた栗山民也。最近、この名前をよく見かける。


おまけ
急病につき代演で、クジャ王役が津嘉山正種から中山仁に。中山仁にはやっぱり滅亡がよく似合う?
おもしろいことに稽古の段階から代演になったので、先行の南座のチラシは津嘉山正種だけど日生劇場のチラシは中山仁に差し替わっている。ちょとマニア心をくすぐられる一対の品。
 

四月大歌舞伎 at 歌舞伎座

 投稿者:まゆ  投稿日:2009年 6月29日(月)13時11分59秒
  今年2回目のさよなら歌舞伎座公演。
正月の文楽で勘十郎さんと嶋大夫さんの伊左衛門がめちゃよくて、そん時仁左衛門で観たいなぁと思っていたのを見透かしたの如くのこの番組。肩には「ご贔屓様お望みにより」とあり、ご贔屓さんリクエストありがとうて感じだよ。

『伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)〜花水橋、竹の間、御殿、床下、対決、刃傷』
7月の松竹座と同じく「竹の間」付半通しの先代萩。今回仁左衛門丈は八汐と細川勝元。
その他、政岡:玉三郎、仁木弾正:吉右衛門、荒獅子男之助:三津五郎、栄御前/渡辺外記左衛門:歌六、沖の井:福助、松島:孝太郎他の皆さん。

前に観て初めて玉三郎さんをいいなと思ったのが、政岡。今回も、これ目当てではなかったけど下向して観る価値充分、渾身の一役。御簾が上がって登場した膳を持つ政岡の美しさはいわずものがな随一。
飯炊きから政岡の乳母としての愛、親としての愛、それに応える竹千代君と千松の健気さ。ひもじいけどつかの間の心安らぐひと時に、この後の悲劇がいっそう際立つ。千松が死んでからのクドキよりこっちの方がよかった気がする。

仁左衛門さんは膝を痛めておられるのかな?立ったり座ったりがややぎこちなかった。八汐の憎々しさとふてぶてしさ、ガラリ変わって勝元公のさわやかさ、やっぱたまりませんのですわ。この方はやっぱ仁木より勝元公やね。
対するキッチーの仁木、「床下」の引っ込みはもひとつ怪しさが足りない感じがしたけど、「対決〜刃傷」は悪の魅力全開で、勝元公との緊迫したやりとりにニヤニヤ。「刃傷」の立ち回りとかはも少しこってりたっぷりしてほしかったけど、大上段に持ち上げられての退場までワクワクしっぱなし。

さりげなくフツーに端々まで配役がそれなりに豪華なのは歌舞伎座ゆえ東京ゆえ。くやしいけどやっぱ大阪は地方都市だわ。


夜の部
『彦山権現誓助剱(ひこさんごんげんちかいのすけだち)〜毛谷村』
六助:吉右衛門、お園:福助。
ずぅーーっと以前に観た吉右衛門の駒方茂兵衛を思い出した。
連日の無理に強行軍がたたってか、時間的にもお疲れがピーク、ついうとうとっと。しかし、前に観た時はいまいちわからなかった試合をしてやった相手が実は仇とわかる理由が解明。吉右衛門の六助さんはいかにもええ人〜いう感じで、ラストの怒りに燃える姿とのギャップがステキ(笑)。

『廓文章(くるわぶんしょう)〜吉田屋』
待ってました、仁左衛門の伊左衛門(ややこしい)。
笠で顔を隠していても匂いたつような立ち振る舞いに笑みがこぼれる。座敷に上がってからの一連のうそうそした行動と表情に会場全体が心浮き立つ心持ち。とにかく仁左サマの魅力全開、かわいくて無邪気ではんなりと色っぽく、一挙一動に目が離せない。落ちぶれても大店の若旦那、金が総身も納得のおおらかさと品の良さ。
そして相方の夕霧太夫玉三郎はひたすら美しい。舞踊とか美しさがウリの玉三郎さんにはあんまし興味がないんだけど、やっとこ出てきて懐紙を下ろした瞬間の息を呑む美しさと空気はさすが。仁左サマ若旦那にはこの人でなきゃ、なのね。喜左衛門夫婦が我當さんと秀太郎さんで、これまた若旦那への愛にあふれている。
贔屓の引き倒しと云わば云え、1月松竹座の鬱憤も一気に吹き飛んだ。ホンマ、次世代がんばってよね。
太鼓持ちが出てくる後半は初見。これは松嶋屋の型なのかな?併せて多少ダンドリも見慣れたものと違って新鮮。

ああ、でも、更に欲望を募らせるのは人間の性か。十三代目の伊左衛門はもっとよかったんだろうなー、なんて。いや、うそ、ごめんなさい、当代でめちゃ満足しました。また観たい。

『曽根崎心中(そねざきしんじゅう)』
終演が21時20分ごろだから泊まりか夜行バスか、はたまた早退して新幹線か。最初はいつものメンバーやし、道行の前で退散しようかという気で固まりかけてたんだけど。
やっぱ折角だし最後まで観なくちゃ勿体ない。宿泊代余分に出て行くのが勿体ないと思うか、滞在時間対交通費やチケット代分のお楽しみで勿体ないと思うか。けっきょく、楽しめるのんでプラスアルファなんだよね。

てことで、初心者ですら何度となく観ている『曽根崎心中』は藤十郎さんのお初に翫雀さんの徳兵衛はじめ、上方勢で占められている。アウェイなのは九平次の橋之助さんくらいか。
お初が徳兵衛の言葉に一喜一憂する姿はホンマかわいい。天満屋での場面は息をつめて観てしまうし、家を抜け出し駆けていくまでやっぱドキドキ。

今回感じたのは、歌舞伎だけど歌舞伎じゃない感覚。型なんだけど型じゃないというか自然体というか、でもやっぱ新劇ではないし、歌舞伎のニオイがする。
藤十郎丈がいつもインタビューで云うてはる「お初の気持ちになりきって自然に身体が動く」みたいなことの反映なのかな?翫雀さんの徳兵衛もリアルな演技で、うーんリアル、てか、写実的?いっしょか。
そのくせ、最後の道行は歌舞伎そのもので、それまでのリアリティが一転して様式美になる。最近、幕を閉めないからか余計にそのギャップがつきまとう。
まあ、なんでもいいんだけど。

ところで。
前から気になっているのだが、藤十郎さんて、ちくのう?
遠目には相変わらず可憐で初々しいお初なのに、あの鼻ズル音で現実に引き戻される。アレがなければもっと世界にのめり込めるのに。
 

4/17文華の勉強会 第3回

 投稿者:まゆ  投稿日:2009年 5月18日(月)02時23分2秒
  なんとか脱出してギリギリ間に合った。今んとこ皆勤中。
あんまりやらないネタをさらいなおし、商品化を見極める目的の勉強会。超マニアックな落語ファンが多数来場しているとのウワサ。そんなんで、文華さんにはいろんな意味で緊張とプレッシャーの会だとか。
ある意味気心が知れた、というんもあるんでしょう、枕がうだうだっと長く、時折込み入ったここだけのハナシも。それがまた可笑しくもあり。

初席は『つる』。きーさんが鶴の因縁にマジで感心しているのが可愛くて可笑しい。最近聴く人のって大概なぶられているのをわかってて、バカにすんなでもおもろいから誰かに云うたろ、みたいな設定が多いけど、やっぱ素直なきーさんの方がのんきな落語らしくていい。

『厩火事』の枕がかなり赤裸々で、こんなところで鬱憤晴らしてどうすんの、みたいな。でも枕で聞いている分には他所の御宅のゴタゴタはかなりおもろい。
そんなんで、つながりがないわけではないけどかなりダラダラな枕でひとしきり笑って本編へ。上目遣いのお咲さんの表情がキモカワイイ。

中入挟んで最後は『太鼓腹』。ちょと早口で間が詰まっている感じ。なのに針が抜けないくだりは、ものすごく痛い。取り立ててリアルでもにめいっぱいやってはるわけでもないのに、抜こうとするたびゾクッときた。ううう、やっぱこの噺キライ。演者が上手いほど、くるもんなぁ。

次回、番外編。「まるまる出丸の会」で『植木屋娘』をおさらいするとのこと。あの会なら、、、、ですね。

『つる』 桂 文華
『厩火事』 桂 文華
『太鼓腹』 桂 文華
 

4/15まるまる出丸の会 第111回

 投稿者:まゆ  投稿日:2009年 5月18日(月)02時21分41秒
  前回のまるまる以来、約1ヵ月半ぶりの落語会。
それなのにそれなのに。でも近くて安いこの会、夜の街を駆け抜け3席目の途中から潜り込む。

お初の新作は途中から聴いてもハナシがわからん。それでも随所でコネタに笑う。くまざわさん作。米二さんはここんとこ(つっても2ヶ月前に遡るけど)、立て続けに新作を聴いている。個人的には第三弾。奥さん連中の科白が東京弁ぽくて違和感。ここは時代設定なぞ気にせず、こてこての古典落語言葉でいってもらいたいところ。

出丸さんの『花筏』は初めて。「身代わりが二分で、夜中に提灯張ったら日に三分」で大爆笑。やるか!徳さん。
そうそう、枕に出た相撲の八百長云々のハナシ。まさしく『寛政力士伝』の谷風人情相撲ですな。持ちつ持たれつ納得づくの、なんでもかんでも愛想なく八百長なんて云っちゃダメですぜ、ダンナ。

『延陽伯』 桂 雀太
『狸の化寺』 桂 出丸
『ご近所の掟』 桂 米二
『花筏』 桂 出丸
 

「十三世片岡仁左衛門」

 投稿者:まゆ  投稿日:2009年 5月18日(月)02時20分41秒
  去年の夏大阪で一挙上映をやった折、スケジュールの都合で一部と二部しか観れず、切ない思いをしたのが、なんと。
京都で一回限りの上映会。しかも、行けない金曜がすでに観た一部と二部、土日で残りが補完できるというラッキーなめぐり合わせ。2本立てで1800円て、前回よりめちゃ安い。更に偶然両日とも京都に帰ってる時だったので近い。
京都は北白川にある春秋座。入るのは初めて。行くのは初めてではない。だって母校。図らずも卒業した大学に久々に足を運ぶ機会も得たというわけだ。

今回観たのは3〜6「人と芸の巻(上)」「同(下)」「孫右衛門の巻」「登仙の巻」。
どの巻も今は観ること叶わぬ十三世の至芸が堪能できる。『新口村』の孫右衛門は本番じゃないのに涙を誘う。
舞台中継じゃないから、そっちの目で観てしまうとヘタなカメラワークでどーよなのだが、あくまでも十三世仁左衛門の記録。特に晩年の眼が御不自由になられてなお、という思いで観てしまうと、よけいにその凄さをフィルムを通してだけど実感。

松嶋屋ファミリーへのインタビューや座談など嬉しいオマケもてんこもり。画面の端っこにちらと映る孝太郎さんやラブリンが若い。
ラブリンて、とっつぁん坊やだったのね。老け顔というか、変わらんというか。

「登仙の巻」ラスト、ご家族でお墓参りをしている場面。泉下に入られた事実を突き付けるようなリアルすぎるエンディングはちょとキツい。ここまで撮るか?という気もした。まあ、ドキュメント映画だから、リアル結構なんでしょうけどね。個人的に最後は蛇足かなと思う。


しかし。全部観れてよかった。
 

ラックシステム「お弔い」

 投稿者:まゆ  投稿日:2009年 5月18日(月)02時18分17秒
  15周年記念公演第一弾は新作。リリパ系をHEP HALLで観るのは初めてか。HEP HALL自体めちゃ久しぶり。

いつものとおり、チラシに書かれている素筋と全然違う内容になっていた。
前半2/3がダラダラ進んで疲れた。多少の波があってコネタはおもしろいんだけど、ストーリーの流れがイマイチ。後半1/4で一気に登場人物も増えて謎が解けていって(ホントは解けてなかったんだけど)、怒涛の展開を見せるという、まるで明治探偵講談のような話。ラストでコングさん扮する探偵?の一人しゃべりでオチをつけるのも、それっぽい。


リリパメンバーにレギュラーゲストに初めて観るお方と、狭い舞台に入れ替わり立ち代り大人数の賑やかな、でも寂しく切ないお芝居。
それにしても、あの秘密の部屋はスゴかった!
仕掛け、っちゅーほどのものではないただのハコといえばそれまでのものなんだが、おもろかった。あの部屋がこの芝居の主人公、と云っても過言ではなかろう。
そして最後の最後にちらっとしか出てこないけど、『らくだ』みたいに芝居が始まった時にはもう既にこの世の人ではなかった人だけど、赤坂さんが真の主人公だったというのもあながち間違いではなかろう。
 

3/4まるまる出丸の会 第110回

 投稿者:まゆ  投稿日:2009年 5月18日(月)02時17分13秒
  大幅に遅刻。なんでこんな日に限ってみんな時間のかかる仕事を頼むのよ。福笑さんに間に合えば、との思いを込めて夜の街をひた走る。

「できちゃったらくご」でネタおろしを聴いた『はははぁ家族』、独演会で大幅にリニューアルしたとのことなので、どう進化したのか聴いてみたかったのだ。半分くらい進んでたのかな?不眠症のお父さんとその娘、精神科医?の先生との不眠症治療のアレコレをする場面。いつものように、めくるめくギャグの嵐、呆れるものもありつつ、やっぱ爆笑させられる。そして前回ダラダラの原因、動物園に行くくだりはスッパリとカット。この大胆なリニューアルぶり、やっぱ福笑さんだなぁ。。。。全部聴けなかったけど、おもろかった。

出丸さんの『一文笛』も過去にこの会で聴いたか。秀さんが出丸さんと等身大で、感情移入されているようにみえる。切なくなるけど、必要以上に湿っぽくならないのがいい。
さてさて。
『一文笛』でいつも疑問に思うのは、左の手で懐にあるものを取り出すのって難しくないんかなぁ?ってこと。いっそ左の袂から取り出す方が見た目もスマートでいいように思うんだけど。左利きの人って、普段から懐にモノ入れてるんかなぁ?

『つる』 桂 とま都
『天王寺詣り』 桂 出丸
『はははぁ家族』 笑福亭 福笑
『一文笛』 桂 出丸
 

3/1上方、江戸 噺の会 第2回

 投稿者:まゆ  投稿日:2009年 5月18日(月)02時15分57秒
  昨日先週と宗助さんの会(太融寺&気楽堂)によんどころない事情で行かなかったので、つい。
だって、8日の「雀三郎出丸二人会」以来なんだもの。先週講談会に行けたけど、それでも二週間以上ぶり。落語は三週間ぶり。あの時の三連チャンがウソのよう。
そん時生まれた子牛は、もうとっくにドナドナ売られて食卓に上がっているハズよ。

東西交流会、江戸の人は名前を聞くのも初めてなのでよくわからんが文華さんと小染さんやし、いっか、と。
女風呂の呂に竹輪の竹の呂竹さん、ウケ具合は微妙であるが距離は縮まった感じ。妄想のところとか風呂に行くところとかいろいろ端折られ短めの『延陽伯』。1席目でダラダラ長くされても困るからちょうどいい。

飲めるの男が「つまろかな、こりゃつまらん」と科白の稽古をしてそのたびに「よしっ」と小さくガッツポーズするんがめちゃ可笑しい。その動作そのものも可笑しいけど、このくり返しがなんとも笑える。

東京の竜楽さんとやら。なんか、言葉がいまいち。
禽太夫さんはベテランそうな人で登場人物の書き分けがうまい。
まあ、でも保険(小染、文華)があってよかった。ごめんなさい。正直なところ、暫くしたら印象も何も忘れちゃった。と、いう感じ。

最後は小染さんの『高津の富』。なんか意外なネタ。ホラふきのおやっさんが割とすぐ気づいてあっさりめだったのでテンポよく聴きやすかった。宿屋の主がソッコー気づいたのは意外な展開だったけど、これはこれで。

『延陽伯』 笑福亭 呂竹
『二人ぐせ』 桂 文華
『堪忍袋』 三遊亭 竜楽
『岸柳島』 柳亭 禽太夫
『高津の富』 林家 小染
 

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