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10年前に南座他で公演され大好評との噂の高い復活通し狂言の再演。
なんでも猿之助丈がはっしーに勧めたというから、おもしろくないわけがなかろう。
出演はおととし南座で同じく復活通し狂言をやった花形メンバー(橋之助、ラブリン、勘太郎、七之助)中心に萬次郎さん、美吉屋さん、壱太郎くんがプラス。
ちょっ納得のいきかねるムリな設定や運びがありはしたけど、あれやこれや歌舞伎ならではのエッセンスがいっぱい詰まったお家騒動モノ、ただただ頭カラッポにして楽しめた。
最大の見せ場は本水の立ち回り、しかも回る水車にへばりついて一緒に回転するという大胆なもの。しかも今回3列目で前過ぎる〜とゼイタクな不満を思っていたけど、ビニールシート初体験で怪我の功名?楽しささらに倍。本水の醍醐味、ここにあり。
おかしかったのは、良助宅の場で良助女房が萬次郎さんで老母が吉弥さんというキャスティング。フツー年齢からいって逆でしょう!これぞ歌舞伎の醍醐味!場面自体はシリアスで哀しい義太夫モノなのだけど、それはそれこれはこれ。
あと、白狐との立ち回りの場面に出てきた中間?たちが肩に2本白ライン入りの着物に袴も膝までなもんだから、ジャージと半パンに見えてしょうがない。モーレツしごき教室かよ!
白狐の奴があんまし絡んでなくて、活躍はしてんだけど、イマイチいてもいんでもという感じ。早替わりで楽しませるための苦慮なのかしらね。鼻の下の赤いもん(狐の印)がちょとヘンで笑ってしまう。二枚目なハズなんだけどねぇ?
10年前ならいざしらず復活通し狂言流行の昨今、さほど珍しくもないというのが正直なところ、とはいえやっぱおもしろかった。どっかで観たことのある場面、ネタ、みたいなところがほとんどなかったのも新鮮でよかった。
うん、やはり再演に足る演目てことなんでしょう。
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