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やはり大御所は一席目向きではないのか、ちょと盛り上がりに欠ける。体調がお悪いのか白湯を飲む回数も多く、声の張りもイマイチ。
盗人が押し込み先の奥さんに諭され改心をし、無事お勤めを終えて奥さんに会いに行くと、お優しかった奥様はすでに、、、、というお話。「改心亭」てのはその盗人が経営する飲み屋の名前。ストーリーとしては大して面白くもないのだけど、そこは浪曲マジックで涙々の物語に。出てくる人、みんなええ人ばっかりやねん。
番組変更。真山一郎病気休演のため、代役でお弟子さん?師匠に忠臣蔵モノをとリクエストされたそうで、市馬さんでおなじみの(笑)『俵星玄番』。声が明瞭で通りも良く、節回しは演歌のそれでこれぞ歌謡浪曲という感じはするのだけど、何故か語尾が聴き取りにくかったり科白がこもったり。健闘されてはいるが大会メンバーとしてはやはり、てところ?まあ、お話自体はおもしろいし、俵星玄番のさわやかさは広若さんのフレッシュさに通じるものがあるかも。
中トリは三原さん。この人は毎回戦争モノで今回もまた。姑の嫁イジメも泣かすけど、子供が雪の中母親に会いに来るラストはマジ泣きされられた。旦那さんもええ人で良かった!ババだけが悪モン。しかし、同じ郷里で同じように戦争で苦しんでいるハズなのに、被爆したか否かでなんでこんなにも差別されるんだろ。
ちなみみに、泣かされといて何ですが、、、、、三原さんに「ぼくドラえもん」て云うてほしいと思うのは私だけ?だって、子供の科白回しがさぁ。。。。
中入後は待ってましたの声も盛大に、my LOVE 四郎若さん。伊達騒動の一遍で、先日幸枝若さんで聴いた「石川某」の名前も出てきた。政岡の名前も出てきたように思う。いかにも正統派!という感じの節にタンカにもう、シビレ節。お得意(推定)の武士モノで笑いもたくさん、このお話は松前銕之丞の導入部だけど、これから江戸に乗り込んでの大活躍を予感させる一席。
あーんまし好きでないんだよねー、天中軒月子さん。ついでに曲師の一風亭初月さんの三味線も少々耳ざわり。ベシベシ叩く音ばっかりで、メロディがない。なんぼ口の動きが楽譜かしらんけど、この人は「お決まりのフレーズ」みたいなのは弾かはらへんなぁ。
お外題は広若さんとちょとツイてるけどこちらは銘々伝でご存じ中山安兵衛。南湖だんごで駆け付けを聴いて、その続きだね。
トリは幸枝若さん。お年始廻りの途中に立ち寄った村で、売り出し中の女親分の噂を聞きつけた忠治親分がシロウトのフリで賭場に行く話。イカサマ見つけて場をひっくり返すくだりはカッコよく、対する女親分の忠治を向こうにタンカ切る度胸と威勢のよさも調子よく、大盛り上がりでそろそろ来るかと思ってたら、やっぱり一番イイところで、ちょうど時間となりました〜。
年イチの座長大会みたいな贅沢な会。浪曲好きというには申し訳ないほどめったに聴かないけど、この会はできるだけ毎回来ようと思う。
『改心亭』 京山 小圓嬢
『俵星玄番』 真山 広若
『原爆の母』 三原 佐知子
『伊達騒動〜松前銕之丞出府』 松浦 四郎若
『安兵衛の婿入り』 天中軒 月子
『忠治と火の車お萬』 京山 幸枝若
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