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北新地で19時半開演となりゃ。
似たような雑居ビルが並び、入口に立札もチラシもなく場所が場所だけに、ホントにこのビルに入っていいのか悩む。そんなスリリングな会(違うって)。
二乗さんで『普請ほめ』は初めてだ。たいがい牛までほめるから。ところどころ大きい笑いも入り、ニコニコと人懐こいキャラでええ感じの始まり。
吉坊さんを2席聴く会って何年ぶりでしょう。東京から帰るのに新幹線が動かなくて往生した枕をふんだんにしゃべって、おたのしみの1席は先日復活させたという吉朝さん因縁の?『死人茶屋』。
葬式の真似事とお茶屋で『けんげしゃ茶屋』のようでもあり、若旦那の趣味の悪さは『太鼓腹』のようでもあり。若旦那がホントに死んだと思って嘆き悲しむおちょねはキラワレ者だけど実は情の深いええ女。とはいえ、最後の最後に一発かますあたりがなかなか侮れん。やるなぁ、おちょね。花街の女は転んでも?タダでは起きない。
三味線に合わせて唄ったり随所で吉坊さん本人が遊んではるんが楽しそうでええね。
図らずも昨日聴いた『ねずみ』は仙台バージョン、生喬さんは岡山バージョン。
因縁のくだり、もーうさっすが生喬さん、思わずほろっとさせられるも芝居がかりでクッサイことこの上なし。聴き込んでしまう。最初はオヤジが語る態で、分銅屋が出てくるあたりから小拍子打って相対形式になる切り替わりが鮮やか。
吉朝バージョンは久しぶりの『化物使い』。全体的に吉坊さんの声のトーンのせいか、しゃべり方のせいか、ご隠居のキャラがきつい感じ。悪気なく、いう雰囲気がないのでちょとイヤな人に思える。
一つ目小僧とのやりとり「泣かいでもええねん、ちゃんとしたら大きい声出さへんのや」てとこ、あっこ好きねんけど、やっぱもひとつ情に欠ける感じ。
今回は2席とも、たっぷりめいっぱいで長いと感じるわりに、間があまりなくてせわしない印象も。吉坊さんてけっこう性格キツい?
最後列で演者の首から上がかろうじて見れる。もちっと高座が高ければなぁ。
『普請ほめ』 桂 二乗
『死人茶屋』 桂 吉坊
『ねずみ』 笑福亭 生喬
『化物使い』 桂 吉坊
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