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七月大歌舞伎

 投稿者:まゆ  投稿日:2011年11月22日(火)19時06分38秒
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  昼の部
『播州皿屋敷』
「番町」ではなく本家本元「播州」、戦後初?くらいに久々とか。鉄山が皿を隠す因縁は色恋沙汰よりは政治色が強く、元は全三段だったという片鱗がうかがえる。甘っちょろいただの恋愛モノじゃあおもしろくないものね。
前半はまあいいとして、後半の折檻するくだりは一種倒錯的な世界ですから、やぱりお菊さん(孝太郎)に色気がほしいところ。鉄山(ラブリン)しかり。一見悪人ぽいけど、もそっと残忍さがほしかった。お菊殺しに加担する家臣役の亀蔵さん、いちいち歌舞伎歌舞伎した動きがハマってて楽しい。廊下の隅にお菊さん、便所の中にお菊さんてな幽霊になってからのくだりは短いので、折檻シーンが眼目なんでしょうね。鉄山がはっしとにらんでチョンが入る切れ。ちゃんととり殺されるのかな?45分ほどの短いお芝居。お菊さん、微妙な宙乗り。

『素襖落(すおうおとし)』
三津五郎さんの踊りが堪能できる。「那須与一」の場面は馬に乗ったり馬上での動きがハッキリわかる。義経と与一とくるくる身体ごと上下振ってなり替るのがスゴイ。いただいた素襖を隠す時の一連の間抜けさがカワイイ。落としてからのやりとりのコミカルさも3人のイキがあってておもしろい。ここでも亀蔵さんは狂言声な上に動きもそれらしくて、上手い。秀調さんの大名もなんだか可愛くてステキ。幕見席の売れ行きは他より良くなかったみたいだけど、もったいなーい。

『江戸唄情節(えどのうたなさけのひとふし)~序幕 芝居茶屋伏見屋より、大詰 村山座の舞台まで』
いや~こんな泣ける芝居とは思わなかった。茶屋の離れでの時蔵さんとのじゃらじゃらしたやり取りは、玉三郎とのそれとはまた違う雰囲気でこれはこれでお似合いな感じ。夫婦になってからのお互いを想う気持ちと寄りそう姿にじんわりさせられる。しみじみ。お米の最期も涙涙。
「連獅子」を踊るくだり、やっぱし三津五郎さんの獅子がすばらしい。毛振りが美しい。一方ラブリン、名人と踊らされて可哀想な気もするが、乱暴に見える。楳模都は大丈夫か?とついいらぬ心配をしてしまう。
ちなみに当代仁左衛門、ええ三味線使こてはるのでそれなりに聴こえるが、あんましお上手やないね。


夜の部
『菅原伝授手習鑑~車引』
松嶋屋3従兄弟の共演、とさぁ。松:進之介、梅:愛之助、桜:孝太郎、時平:我當、杉王丸:巳之助のみなさん。
まだ前半とはいえ、なんで従兄弟同士なのにそんなにイキがあってないの?3人ともコドモコドモした感じなのは、そういうふうにするもんなんかな。奥さんいるのに前髪やし。

通し狂言『伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)~相の山、宿屋、追駆け、地蔵前、二見ヶ浦、油屋、奥庭』
歌舞伎では数年前の浪花花形歌舞伎で観ただけで、そん時も通しだったけど、今回「相の山」の場が増えたのでさらに発端がわかる。
渦中の若様はまるでまるで危機感がない。刀も折り紙も盗られたってのに、女郎連れてじゃらじゃらじゃらじゃら。そんな若様を秀太郎さんが好演(笑)。上方和事のすぽぽんみたい。二役の万野に期待して観てみたが、うーんちょといけずすぎ。女八右衛門?女郎より抜きすぎの衿が気になる。美吉屋さんが万野ジュニアのような千野という仲居役で、前に万野を観ているだけにもうちょっと出番がほしいなぁと云う気がした。
「追駆け」の場での三人のやり取り、特に常四郎(當十郎)と大蔵(松之助)のコンビが最高にケッサク。ベテラン俳優さんならではの可笑しみと味が楽しい。常四郎客席座ってるし(笑)。二見ヶ浦での貢と万次郎ののほほんぶりが可笑しくって可愛いくって、、、いやん。←ばか。貢のカッコいいところとカワイイところの二面性が仁左サマっぽくてトキメクわぁ。←ばか。
 
 
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